写真中、下の一本です。 |
今年の4月にブレードは完成させてたのですが、なんとなくやる気の出るハンドルやシースデザインが浮かばず半年ほど放置していた物です。
普通に木のハンドルでレザーシースをつけてネックナイフ用に作るつもりでいたのですが、デザインをあーだこーだ妄想してもしっくり来る物がまったく浮かばなかったのです。そんな中、最近観たフィンランド映画「Härmä」(ハルマ)に映し出されたプーッコがもうこれでもかって言うくらい魅力的なんですね。そこで色々調べてみると出てきました、作りたいデザイン!そこで早速イマジネーションをアイディア帳に描き広げていきます。
常に持ち歩いているアイディアを書き留めるためのノート |
で、色々なデザインを考えているうちに、思いついたのがネックナイフではなく、3フィンガーのベルトナイフにしてしまうアイディア。それも普通のベルトナイフ式ではなく、フィンランドの伝統的な形で下げる方法。これなら、ずっと作ってみたかった森歩きベルトキットになります。
方向が決まったら早速作業開始。ボルスターとポンメルは基本的な真鍮のあの金色の光は好きでは無いので、コッパーで行きます。
パーツの準備完了。 |
ボルスターはピシッとはまりました。 |
ポンメル側の合わせ作業。 |
ハンドルが一通り出来たらデコの準備・・・なのですが、これは今回始めて行う技法、フィンランド式タガネ切り。まずは満足するまで練習です。
コッパーパイプを使って色々なパターンを試しに切ってみました。 |
和式よりは簡単なのですが、やはりある程度綺麗に切るのは難しいです。本番は一発勝負、じっくりと練習してからかかりたいと思います。
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