Friday, July 29, 2011

月への切符

さて、夏用のガジェットを購入したので紹介。
これ!Ticket to the Moonのハンモック。
イギリスのブッシュクラフターの間ではハンモックは結構浸透しているアイテ
ムの様ですが、ここフィンランドではまだまだガーデンアイテムの粋を出ない
ようです。
パラシュート素材で作られているのこハンモック、非常にコンパクトで軽量、
アウトドアや旅行などに簡単に持っていけるように作られてるので、バックパ
ッキングやトレッキングにはもちろんもってこいです。

購入したのは新バージョンのシングルサイズ。スペックは
280cmx150cm。本体重量500g。160KGまで耐えるようです

新旧の違いはパッキングの形状。旧型はただの巾着袋型に収まり、新型はバナ
ナ型になります。
今回は購入しませんでしたが、蚊帳とリペアーキットあります。
縫いつけのタグには『ユートピア製。世界の夢見る人々へ』とあります。イキ
ですね!

広げるときはこんな感じ。フックを掴んで引っ張り出すだけ!
グシャグシャっと入ってますが、絡まったり出ずらい事はまったく無くスルス
ルと出てきます。
つかみ出したフックを片方の木などに掛けて、もう片方の木へ向かってスルス
ルと出していけばOK.何の問題も無く設置できます。

寝転がる時はこんな感じにちょっと斜めに横たわると体が平らになり非常に寝
心地が良いです。
このハンモックで一番気に入ったのが収納する時。たたみ方なんか気にせず、
ただただ押し込むだけ。テントなんかだと、建てる時よりも畳むほうが難しか
ったりするから本当に助かる。そういえばテントの説明書って、何で畳み方が
かかれてないのだろう??立て方よりも畳み方のほうが難しかったりするのに
・・・

Sunday, July 24, 2011

一週間のまとめ!

あっという間に一週間が過ぎてしまいました。家のリフォームやらなんだであまり趣味には打ち込めてませんが、それでも何かしらやっております。
本当のところ、今回のアップではフィンランドの森でのブルーベリー摘みを紹介したかったのですが、ビデオの編集にまったく手がついてないのでまた今度にします。

で、今回紹介するのはその他の3点。
『古斧レストトアプロジェクト3本目』、『新ティンダーポーチ』そして『ソロスカウト・クックキット』です。

>>『古斧レストトアプロジェクト3本目
写真、真ん中の物が今回完成させた斧。約800g、柄44cm。多分この3本のなかで、一番出番の多くなる斧になりそうです。



>>『新ティンダーポーチ』
今まで使っていた物は、急仕立てのちょっとミスボラシイ物だったので、もう少しまともな物を作って見ました。

11cmx8cmx5cmのこのポーチに何が詰まるかといいますと・・・

これだけの『火』を点けるための道具が詰まります。
1>グリル用着火材x2
2>ワセリンを染み込ませた脱脂綿
3>マグネシウムメタルマッチ
4>火打ちがねと火打石
5>防水マッチケースに入れたチャークロス(予備)
6>麻紐
7>チャークロスとティンダーファンガス
火打ちがねは、このポーチに入るように新しく作りました。

詰めるとこんな感じ

そして、そして『ソロスカウト・クックキット』

ソロ・スカウト・クックキットとは言っても、そういう商品はありませんので、自作です。

元はこれ、IKEAで見つけたおままごとセットを利用します。
おままごとセットですが、これ、しっかりとステンレス製。フライパンはちょっと使い道ないかな???でも鍋のほうは十分な容量があります。

ソロ用のスカウトキットなので、コーヒー1杯、スープ1杯分のお湯が沸かせれば良いという状況設定で組んでみました。

焚き火が出来ないとき用に使う物なので、熱源も組み入れます。オオカンのように見えるのは固形燃料のトレー。ついでなので、見合った大きさのアルコールストーブも自作。結構簡単に出来てしまう物ですね!

パッキングすると非常にコンパクト。森にちょっと散策に行くときなどはこれで十分です。

Tuesday, July 12, 2011

もういくつ寝ると、夏休み!!

イヤーこの年ではしゃぐのもなんですが、やっぱり夏休みは嬉しくなりますね。

来週から夏休みに入ります!しかもガッツリと4週間!

アーんなことやコーんなこと、やりたい事山積み。もちろん鍛冶とブッシュクラフトばかりですが・・・


しかし4週間全てを自分の趣味に突っ込むわけにもいかず、妻からも色々とプロジェクト(家の修理、整備と庭仕事・・・)をもらってます。独り者時代が恋しくなる一瞬です。


実はブッシュクラフトの方では、今月末に一大イベントがやってきます。『Bushcraft Finlandのオフ会』!5月にあった記念すべき第一回は諸事情により不参加でしたが、今回はなんとしても参加しようと意気込んで準備中。でも、まだ場所が決まってなかったりするんだけどね。まとめ役の人は昨日からラップランドに1週間のトレッキングに行ってしまっているし・・・

オフ会以外では、2泊3日くらいのソロブッシュクラフトキャンプを計画中。場所は多分プカラ、今一番気に入っている場所。 春先に一度行って気に入り、夏至際の時にもう一度行って虜になってます。春先のプカラトレッキングの記事→http://bushnblade.blogspot.com/2011/04/blog-post_26.html

春先とは違い、緑に溢れかえったプカラ。

すでに食用茸も出てました。イグチ科の茸、Leccinum aurantiacum、芬名は『Haavanpunikkitatti』と言います。和名は見つかりませんでした。。


茸はバター焼き、そして定番のソーセージ、『マッカラ』。

そうそう、帰り道に寄ったGSでこんな動物に遭遇。あわててカメラ出して、追いかけながらシャッター切ったので写りが悪いですが。解りますか?



野良犬じゃぁないですよ!


そう、狐。しかも子狐。

親狐の方はみあたらなかったです。


話はそれてしまいましたが、ここへソロキャンプしに行こうかと計画中なわけ。
もちろん装備は、あのキャンバスポンチョタープ+毛布。サバイバルじゃないから、食料は持参。でも出来るだけインスタントは無し!そして、オカズ類は出来るだけ現地調達でやれたらいいな・・・って大丈夫か??
まあ、どうなるかまだわかりませんが、とにかく計画、準備中です。

Monday, July 4, 2011

JPBK-β2 (Compleated - 完)

I have compleated the knife on weekend and here is the spec and pictures.
週末にJPBK-β2、ついに完成! まずはスペックから。

Blade length刃渉り: 12.5cm
Total length全長: 25.5cm
Blade width (at bottom)元幅: 3.5cm
Blade thickness (at thickes)重ね: 0.5cm
Steel鋼材: Old file from Solingen. ゾーリンゲン古ヤスリ
Handle materialハンドル材: oak, brass pins ブラスピン、オーク
Sheath シース: oak オーク
Blade Profile: Diamond cross section / Scandi flat grind.
ブレードの形状: 断面‐ダイヤモンド・グラインド‐スカンジフラットグラインド。



When the knife is in the sheath, it will hold tight enough not to fall out, but I have added cordage, which will secure the knife even more.
ナイフを納めた時、シースから抜けない程度にちょうど良くはまるのだが、念のために抜け落ち防止用の紐を追加。柄に一巻きしたあと、シースに留めて使用する。


Since I am aiming at Japanese style bushcraft knife, I have added the fire steel to sheath.
I have made 2 holes for it, so I can use one for fire steel and other one for hanging some item like small tinder bag.
ブッシュクラフトナイフということなので、ファイヤースチールをシースへ。収納用の穴は2個開いてます。使っていない方の穴は、小さい火口袋などを吊るのに使えるかな?



Here are the shots with previous version.
前バージョンとのツーショット。

The system used for securing knife is different. The previous version uses the lanyard from the knife.
前バージョンではナイフのランヤードを使ってシースへロックしていたのだが、ランヤードは今回廃止。

The blade length is longer but the handle is bit shorter. Also the blade width is much wider now.
ブレードは長めに、ハンドルは短めに、刃幅も更に広く変更。

The handle profile is also different. The previous one was too straight till the end, causing handling problem when chopping in. the new one has stronger taper on the end, stopping the hand slipping through.
ハンドルの形状は前バージョンから大幅に変更。バットに向かって大きく広げてある。これでチョッピング時のすっぽ抜けを防ぎ、ナイフの重さを最大に活用できるはず。


the blade back has new idea. The blade is thicker on new blade, but has the profile of diamond. The old one has same thickness from back to ridgeline.
Also on the new blade, the tip side half of back has hardened edge with 90 degree angle. This is to be used for scraping job for crafting and fire starting. The bottom side of the back is not hardened and rounded. So will support the stress to blade and the rounded edge will be soft on finger when using.
刃の峰には色々と工夫を加えて見た。峰のポイント側半分は焼きが入り、90度のエッジが立ててある。これはスクレーパーとして、木の加工や、メタルマッチをこするのに使用。
ハンドル側半分は焼きが入ってなく、丸く面取り。削り作業時に指が痛くならないように、また、ナイフの強度を確保します。


I have been using this blade since first time the edge was put on. It has been put to batonning the oak to get the sheath material, whittle the handle and sheath, made few feather sticks with fat wood… and it is still shaving the arm hair, no eye visible damage on cutting edge.
I have really good feeling about this knife, and can’t wait to take out in woods.
熱処理後に刃付けをし、それ以来タッチアップさえ無しで、ハンドル、シースを削る作業、材料の切り出しなどに使ってきたが、いまだに産毛が剃れる。ショウジキ、ここまで刃もちの良い丈夫なナイフになるとは思ってもいなかったので嬉しい限り。久しぶりにワクワクするナイフを手にいれ、早く森に持ち出したくてしかたが無い状態です。

Friday, July 1, 2011

Minipack Update – ミニパックの更新

I have got this Austrian army issue general purpose pack, so decided to replace my old canvas bag and update my mini pack setting.
オーストリア軍の汎用鞄を購入したので、今まで使っていたミニパックの入れ替えです。

The new one is nylon, so bit of loss on bushcraft feeling, but one size up and can contain items more efficiently.
前回のキャンバス地からナイロンになり、ちょっと雰囲気が無くってしまったのが残念。でも一回り大きくなり、容量アップとなります。

Also, now I can close the opening by tying so be better against rain and accidental drop of item when opening the bag.
そして、今回のバッグは入れ口部分を縛ることが出来るので、水濡れや開閉時に物が誤って落ちるのを防げます。

内容物は殆ど同じ。ホーボーストーブの代わりにスウェーデン軍飯盒、EDCファーストエイドキットの代わりに、フルキットへ変更したくらい。また、スウェーデン軍飯盒で少し重くなったので、ポンチョをドイツ連邦軍の物へ変更。このポンチョは大きさ:丈夫さ:軽さのバランスが良いと思います。
The contents are not much changed. The only changes made are:
Hobo stove to Swedish cook set.
EDC first aid kit to Full kit.
Also, since the weight increased by having Swedish cook set is compensated by changing he poncho to German Bundeswehr surplus poncho.

The tinder bag and dump pouch are on the side of the pack. 1L water bottle and work gloves are in there.
This bag does not come with shoulder strap and grab handle, so need to get those yourself separately.  I made the grab handle myself with 550 code. I can use this as few meter cordage when needed. 
火打ち袋と、ダンプポーチは側面へ。1㍑の水筒と軍手はこのポーチの中。
ちなみにこの鞄、持ち手と肩紐は付属しません。肩紐は別売りをパッドと共に購入。もち手はあると便利なので、パラシュートコード(550コード)をアイレットに通して自作。4mほどのバックアップロープになります。




最後に、ククサが写真に写ってますのでククサの選び方について。
ククサは白樺の瘤材を使って作られるのですが、瘤材にも色々とグレードあります。『木目がある程度通って見えるもの<木目が殆ど通っていない物』
となります。もちろん使ってあるグレードとククサの値段、丈夫さはほぼ比例することになります。
フィンランドでは観光客向けの安価なお土産用ククサと、本使い用のククサがあり、値段も違います。どちらも使えますが、安価な物、木目が簡単に認識できるもしくは通っている物は非常に割れやすいです。
良い瘤材を使ったククサは殆どメンテナンス無しで一生物、とても丈夫です。
日本でのククサの値段は良く知りませんので、値段が頼りになるかどうかは???です。でも、木目を頼りにすれば良い物を見つけることが出来るでしょう。