Thursday, November 29, 2012

Bushcraft Finland Re-newed!!




As some of you may know that the Bushcrat Finland forum has moved to new server to give user a better experience.

On the old forum there was a section dedicated for English speaking users. providing place for discuss, ask, learn, see the way how we enjoy the amazing Finnish nature. Now on the new forum, That section has powered up even better and now covering all the aspects of bushcraft, survival, traditional and hunting & gathering.

The forum provides both in Finnish and in English. It is a great opportunities to learn the Finnish way.

So, If you are in to northern wildness, cold environment, wonderful nature of boreal and so on, then come take a look!





(All the images on this post belongs to Bushcraft Finland.)

Monday, November 26, 2012

サバイバルナイフって何??

はじめにお断り!!
ここに書かれた内容は、「サバイバル」の観点で見た場合の個人的な見解です。決して一部のナイフを否定する物ではありません。ナイフは趣味の部分が大きく入る物です。好きなものを持つことをお勧めします。


ブッシュクラフトという活動をあちらこちらで行っていると、多かれ少なかれ交流を持つようになるのがサバイバル愛好家。私自身も、特に愛好というわけではない物の、サバイバルはとても興味が有る分野です。
で、サバイバルといえばやはりサバイバルナイフの話になるわけですが、実際のところ「サバイバルナイフ」って何?という話題に突き当たります。

ニュースなどでサバイバルナイフといわれた場合。大抵の場合は大型の厳つい見てくれのナイフを総称して指すようですが、多かれ少なかれアーミーナイフ(十得ナイフ)も含まれているようです。
まあ、このブログでそんな違いの話をしても仕方が無いので厳つい大型ナイフの話で進めますが、あのナイフ、最近海外では「ランボーナイフ」とあえて呼ぶことが増え始めてます。

理由は推測になりますが、ネット上でブッシュクラフトやサバイバル技術の情報交換をし、愛好家全体のサバイバル術レベルが上がってきた状況があります。こうした中、今まで「サバイバルナイフ」として売られてきたランボー型ナイフを考え直すようになり、「サバイバルナイフ」に対するビジョンが変わってきたためだと思います。

ランボー型サバイバルナイフ全てが使えないわけでは無いです。KA-BARのUSMC等はナイフとしてもサバイバルのナイフとしても良い物だと思います。が、問題なのは映画ランボーで一般化したデザインのサバイバルナイフ、そしてさらに拍車のかかった妄想サバイバルナイフになります。

個人的意見になりますが、何が良くないのか考えてみました。

ソーバック>ノコギリ状になった峰です。これをノコギリとして使ってみた場合はっきり言ってあまり切れる物ではありません。チョッピングするのとあまり労力は変わらないくらいです。その上ナイフとして簡単な削り作業をした場合、このノコギリのために左手で峰にサポートをかけることが出来ません。これでは単純な「削る」作業に支障をきたします。

スウェッジ>フォルスエッジとも言いますが、クリップポイントの峰側が、刃がつかない程度まで薄くなっている物です。戦闘で刺す事を考えるとこれは良いのかもしれませんが、そういった状況には前線の軍人さんもまずならないでしょう。ましては一般人にはまったく無縁。そしてこのスウェッジ、バトニングする時にバトンを叩き切る方向に作用し非常に不便。一般サバイバーにはまさに無用の長物・・・

大きさ>ここは微妙な部分なのですが、大きさが効果を発揮するのは斧や鉈のように使った場合。つまりチョッピングになるわけですが、実際チョッピングをする必要性はどの位あるものなのか?シェルターでタープ等を張るのに必要になるのは直径2~3cm前後の棒。これはチョッピングしなくてもMoraナイフで10秒から20秒あれば簡単に切り倒せます。
もっと本格的なシェルターを多くの木を組んで作る場合は?サバイバルシェルターは基本30分以内に、少ない労力で作る必要があります。その場合は木を切ることよりも、自然の地形を上手く利用したシェルターを作ることを考えますのでチョッピングは必要なくなります。
薪作りも同じ、丸太はそのまま投入した方が火持ちが良いので切らない、割らない。焚きつけようは5cm前後の物をバトニングすれば良いので大型ナイフはあまり必要ない。
チョッピングが本当に必要になるのは雪深い真冬。立ち枯れの木を切り倒すしか薪を得られない時。しかしそういった状況だと初めから斧、鉈もしくはノコギリを持っているのでナイフでのチョッピング不用。

フルタング>私としてはオーバースペックだと思いますが、丈夫に越したことは無いかと。ただ、スティックタングでもコンシールドでも正しく熱処理され、作られた物はとても丈夫で、「刃がだめになる前に折れることは無い」という実験結果も出ています。ので、ここは個人の好みかな?

セレーションブレード>ここは経験少ないのであまり追求しません。個人の好みで!
私自身の好みはセレーション無し。研ぎにくい、削り作業に不便、という理由です。


これらの事を頭に置き、どんなナイフがサバイバル向けなのかを考えて見ます。

刃渡り> 10~15cm
形状>ドロップ、スピアー、ストレートポイント。ソーバック、スウェッジ、セレーション無し。
刃厚>これは好みで。
タング>コンシールド、ラットテール、スティック、フルタング

そしてこれに合致するナイフは?というと・・・・



プーッコ&ブッシュクラフトナイフ



冬にチョッピングが必要になる時期は"斧"もしくは鉈。



私がお勧めしたいサバイバルナイフをリストアップすと・・・

Sissipuukko(シッシプーッコ=レンジャーナイフ)
ブッシュクラフトナイフ全般
Fallkniven F1
Leuku全般(レウク)冬季用
Hukari(フカリ)冬季用


最後に、参考までに著名サバイバリスト&サバイバルインストラクターの使っている切る道具を挙げておきます。

Mors Kochanski (モルス・コハンスキ)-サバイバル&ウィルドネススキルインストラクター
TV出演 多数
ブッシュクラフト系ナイフがメイン、モラ、プーッコ自作等も。(ビデオ有り→What is a Survival Knife?
斧800~1000g、柄60~70cm。伐採用ノコギリ。

Ray Mears (レイ・ミアーズ)-ブッシュクラフト&サバイバルインストラクター
TV出演 RayMears Bushcraft, Extream survival 等多数
レイミアーズ・ウッドローブッシュクラフトナイフ(アントラーハンドル)
グレンスフォルシュ スカンジナビアン・アックス、折りたたみノコギリ

Bear Grylls (ベアー・グリルス)冒険家、作家、SAS
TV出演 Man v.s Wild
色々使うが、ガーバーの物多し。またセレーションのあるナイフも良く使う。


Les Stroud (レス・ストラウド)- サバイバリスト、サバイバルインストラクター、ドキュメンタリープロデューサー、ミュージシャン。
TV出演 Survivier Man, Beyond Survival等多数
無名クリップポイントキャンプナイフ、現在は自己プロデュースのサバイバルナイフ(Temagami含む)

Cody Lundin (コーディー・ルンディーン)サバイバリスト、サバイバルインストラクター
TV出演 Dual Survival シーズン1&2
モラクラシック、時々プーッコ・・・多分Kellam

Dave Canterbury (デイブ・カンテーベリー)米陸軍スナイパー出身、サバイバルインストラクター
TV出演 Dual Survival シーズン1&2
自作改造肉きり包丁、Pathfinder 1のプロトタイプもしくはそれらしき物。

Mykel Hawke (マイケル・ホーク)米陸軍スペシャルフォース出身、サバイバルスペシャリスト
TV出演 Man, Woman, Wild
Hawke's Hellion Survivorナイフ。

Thursday, November 22, 2012

Sorry guys... 申し訳ありませんが・・・

Thank you for everyone who has been commenting on my post. To make commenting convenient, I have had "word verification" OFF till now. but due to increasing mount of spams I am getting lately, I decided to activate the word verification on when commenting. This will be active temporally for let's say about 1 month. Then lets see those spammers will leave my blog alone....

I really am not happy to do this because I would like to keep my blog convenient for commenting and visiting. but I also would like to answer back to your comment promptly as possible. But the spam comments are really start to getting on my way to do such.

so I ask your understanding and cooperation on this issue.

Thank you!


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本日よりコメント時の認証機能を導入しましたのでお知らせします。
今まではできるだけ手軽にコメントを残していただけるよう、認証機能を使用してきませんでした。しかしスパムコメントの異常な増加により、皆様からのコメントを把握することが困難になってきました。そこで、コメント送信時に認証文字列を記入するステップを追加することで対応したいと思います。

また、この機能は一時的(やく1ヶ月をめど)に利用の予定です。その後スパムの様子を見つつ対応法を再検討していきます。


皆様のご理解とご協力をおねがいいたします。

Tuesday, November 20, 2012

Every thing new.

New project, new technique, new tools, new setup.

I have been tweeting about this project time to time but I thought I will write about it also in here.

If you remember, I have made two  three-finger size blades about April this year. One was Makiri neck knife and other one was Puukko. Since then, I have been planing on finishing that small puukko in to neck knife with usual style. But as soon as I start working on it, I kept loosing the motivation because none of the design ideas seem right.

Small puukko blade is the one on bottom.

Then recently, I have watched a Finnish movie call "Härmä". The movie shows so many of amazing Finnish Knives and all of them were very inspiring. But among those, there was one knife attracted me very much as a base design for this small blade. So pulled out my "Idea Book" and start drawing several options.
Few shots of my "Idea Book" which I carry all the time.

While at drawing on the paper, suddenly an idea hit me. "Wrong direction. not a neck knife, but this should be a three-finger belt knife!". And not only usual dangler puukko, but traditional style whole set belt kit. The traditional Finnish / Lappish style belt kit was something I have been wanted to have as my Forest waking kit. So if I managed to make this, it will be perfect!


Now the direction and design idea are set, get started with actual making.
Starting with bolster and pommel contraction. Commonly, the brass is the choice of material here, but I am not much fun of brass, chose copper instead.

parts are ready to be soldered and fit in.
Got good fitting.
I decided to stack birch bark between bolster and pommel. Once the handle is constructed, need to work on decorating handle. Decoration is done using metal chisel. I have been trying out Japanese style metal chiseling a bit, so I do have the needed chisels. but I have no experience doing Finnish style. In fact, I have only seen this done once, 10 second demo by Theo Eichorn. So I need to figure out by practicing.... and alot.
part of a pile of practice pieces.... 

it is easier than the Japanese style, but more difficult to get consistent cut. The real thing, I get only one go. will spend enough time on this..

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Moving on to the sheath making. this also require whole nine yard of new techniques. Not only techniques but also new tools.

it is the part of decorating the sheath and this requires kind of gold smith type of set up. First I have stated with the tools I have, but soon realized that those are inadequate.
First, I need proper small anvil for making copper plate.

So, came up with this idea, buried a 1.5kg hammer in to large log. for tryout, I have pounded 1.2mm thickness copper in to 0.5mm thickness.
This worked amazingly well, way much better than cheap casted anvil. It is so good that I think it would work nicely for small knife projects as well.

Now I got the copper plate, so start cutting it out.... but again, I needed new sets of tools.


Got jewelry maker's saw, needle files and made new work bench attachment. This set up made me possible to do what I wanted to do.


It is nerve wracking work, but very satisfying on the end..

Monday, November 19, 2012

3フィンガープーッコ<新技法への挑戦>

前回の3フィンガープーッコ記事で、「フィンランド式タガネ切り。まずは満足するまで練習です」と書いて〆たわけですが、本番は無事終了しました。無事といっても「失敗しなかった」というレベルで、技の甘さが見て取れるレベルです。

ナイフ自体は完成となりましたのでシースへ移るわけですが、こちらも新技法をふんだんに使って作っていきます。
インナーとレザーアウターは同じなのですが、そこへ銅で装飾を施します。伝統的にはやはり真鍮を使うのですが、ナイフの方に銅を使っていることと、やはり真鍮の色は好きではありませんので・・・

この銅での装飾ですが、白銀師の真似事の様な作業になります。もちろん道具も揃ってないし、やったこともありません、というか、持ってる知識はネットで得た物のみです。

とりあえず有り合わせの道具でやっていたのですが、やはり無理がありすぎます。問題は素材伸ばし用の金床と切り出す道具。切り出しの方は、タガネやリュータなどを駆使してみたものの、やはり上手くいかず、結局彫金用の糸鋸を注文しました。

残る問題は金床。以前鍛造に使っていた安物アンビルや万力のアンビル部を使ってみた物の、やはり調子が悪い。とても時間掛かるし均一に伸ばせない。
そこで思いついたのがこれ。

最近鍛冶作業ではではまったく使わなくなった1.5kgのハンマー。カービング作業用の丸太台に埋め込んで即席金床の完成!


早速1.2mm厚の銅管を0.5mm厚まで打ち伸べてみました。 

驚いたことにこれは金床としてとても良いです。安物ハンマーでもそれなりに炭素鋼を使っているためでしょう。鋳造安物アンビルとはまったく打ち心地が違い、作業もはかどります。
5KGくらいの大きさのハンマーを使えば小物ナイフなら快適に打てそうです。


とにかく、これで銅版の打ち出しは完了。次は切り出しです。

Friday, November 16, 2012

裏山ブッシュクラフト-#13プーッコ (#13Puukko) Part 3

今回はプーッコのシースを作ります。

プーッコのシースは基本的にインナーシースとアウターシースから出来ています。インナーシースは木で作り、ナイフがシースを突き抜けない様にするための役割を果たします。アウターはレザーで作り、ナイフをしっかりとシースに保持する役割を持ちます。また、シースの形も裏側に縫い目が来るパウチ式でベルトループはダングラーとなります。



作り方 ・ ビデオ中で紹介できなかった部分を上げておきます。>
・ インナーシース 
  刃の形に掘り込みますが、この部分は作る人の好みで、片側だけ掘り込む場合と、両方掘る場合とあるようです。あまり違いは出ませんが、両方彫る方が遊びが少なくなります。
  インナーシースの形がそのままシースの形になるので、納得いくまで削ります。

・ レザーシース

  糸は縫い代の長さの4倍程の長さが必要です。
    ナイフハンドル部分をきつくしすぎると乾燥後抜けなくなります。
  縫い代がシース中心を通るように常に注意しながら縫い合わせます。
  レザーが乾燥する前にスリッカーを使って銀面を平坦に磨くとシースの形が綺麗に出ます。


This time is making of puukko sheath.

Puukko sheath is consist of inner-sheath and outer-sheath. Inner is made of wood and for protecting the blade cut through the sheath. Outer is made of leather and this holds the puukko in the sheath. 
the shape of puukko sheath is quite unique, as it is a pouch sheath but the seam is on back of the sheath.

Few tips on making could not included in video.:
- Inner sheath
  hollowing out could be done only on one side. make not much difference, but if hollowed on both side, it will fit better.
  The shape you make on inner will become the shape of sheath. so spend enough time on it.

- Leather sheath.
 You will need thread about 4 times of sewing length.
  On the knife handle part, if make it too tight, you can not get the knife out once the leather dries.
  Pay attention all the time, so that the leather joying runs on the center of back.
  Use slicker to to polish / flatten the leather surface wile it's damp. 

材料、道具 - Materials, tools


上段左から - From Top left
ソーイングキット Sewing kit
レザー1.7mm - leather 1.7mm
レザーオイル - leather wax
麺棒 - cotton stick
縫い蝋 - sewing wax
縫い糸 (蝋つき) - sewing thread (waxed)

下段左から - From bottom left
ボールペン - Ball point pen
マジックペン - permanent marker
ステッチルレット - Stitch marker
エッジべべラー - Edge beveler
千枚通し - Awl (round)
スリッカー(プラと竹) - Slicker (Plastic and Bamboo)
定規 - Ruler
ナイフ - Knife

ではビデオの方でシース作りの工程をどうぞ! And here is the making video. Hope you enjoy!








そうそう、完成したナイフはこんな感じです。特別すごいことは無いとてもシンプルで基本的な形なりました。


Oh! and here is the end result. Nothing special, but quite simple and classic style. 











Friday, November 9, 2012

裏山ブッシュクラフト-#13プーッコ (#13Puukko) Part 2


今回は前回作ったブレードに白樺の樹皮を使ったナイフハンドルを作ります。

プーッコのハンドルに白樺の樹皮を使った技法はとても一般的で、濡れ手も滑らない、腐りに強い、湿気に強い、寒くても冷たくならないなどさまざまな利点があります。ただ、樹皮だけでハンドルをつくる場合、ワッシャー状にした物を積み重ねる方法以外ありませんのでハンドルの形にはある程度の制限がかかりますので、あまり複雑な形のハンドルを作るには向かないかと思います。


作り方>
基本的にレザーワッシャを使う場合と違いは有りませんが、しっかりと圧縮する事、樹皮の繊維の方向を確認して積むことが重要になってきます。また、接着剤を使う方法もありますが、接着剤の硬化時間との戦いになり、最終的にしっかりと圧縮できない可能性が高くなります。伝統的な方法と同じく、しっかりと圧縮した方がより確実にハンドルを作ることが出来ると思います。





This time is making of birch bark handle on the blade made last time.

using birch bark on Puukko handle is very common and there are few advantages using this material. does not get slippy when wet, does not rotten/moist does not damage, does not get cold in freezing temperature and so on. How ever there is also a disadvantage. When using birch bark "stacking" is pretty much the only option. this can limit the possibility of handle shape you can come up with. If making complicated shape or very long, it might not work as well as other one piece material.

Making:
Basically same method as using leather washer, but after stacking, it needs to be compressed quite a bit.
Some people may use some glue when stacking, but I find it that using glue will becomes the battle against setting time of glue. even I managed to stack all in time, I might not have time for compressing it properly. So the traditional "No glue method" is the sure way and the result is as good as with glue or better.



材料 - Materials>
ボルスターとポンメル(エンドプレート) - Bolster and end plate.
コッパー管 (外直径3cm程) - Copper



ハンドル材 - Handle material
白樺樹皮1mm~2mm厚 - Birch bark 1-2mm thickness.



道具 - Tools>
金ノコ、各種金属ヤスリ、ハサミ、丸頭ハンマー、木片x2
Hacksaw, few metal files, scissors, ball peen hammer, small wooden bricks.



万力もしくはクランプ、樹皮圧縮用クランプ(自作)
some vise or/and clamp


パンチ(レザークラフト用の物で十分です)
Hole punch (one used for Leather craft is good enough)


各種紙やすり(#80から#1200までの物を各種)
Several sandpapers. (#80 to # 1200)


では作業の様子はビデオの方で!
OK, here you go the video of handle making . hope you enjoy!





Monday, November 5, 2012

ネックナイフ改め 3フィンガープーッコ

ツイッターにて少し紹介していた内容ですが、ネックナイフとして仕上げるつもりでいた小さいプーッコ、覚えてますでしょうか?

写真中、下の一本です。

今年の4月にブレードは完成させてたのですが、なんとなくやる気の出るハンドルやシースデザインが浮かばず半年ほど放置していた物です。
普通に木のハンドルでレザーシースをつけてネックナイフ用に作るつもりでいたのですが、デザインをあーだこーだ妄想してもしっくり来る物がまったく浮かばなかったのです。そんな中、最近観たフィンランド映画「Härmä」(ハルマ)に映し出されたプーッコがもうこれでもかって言うくらい魅力的なんですね。そこで色々調べてみると出てきました、作りたいデザイン!そこで早速イマジネーションをアイディア帳に描き広げていきます。

常に持ち歩いているアイディアを書き留めるためのノート

で、色々なデザインを考えているうちに、思いついたのがネックナイフではなく、3フィンガーのベルトナイフにしてしまうアイディア。それも普通のベルトナイフ式ではなく、フィンランドの伝統的な形で下げる方法。これなら、ずっと作ってみたかった森歩きベルトキットになります。


方向が決まったら早速作業開始。ボルスターとポンメルは基本的な真鍮のあの金色の光は好きでは無いので、コッパーで行きます。

パーツの準備完了。

ボルスターはピシッとはまりました。

ポンメル側の合わせ作業。
 ボルスターとポンメルの間は白樺樹皮ワッシャーの積層。バットのカシメはコッパープレートで蓋して隠します。

ハンドルが一通り出来たらデコの準備・・・なのですが、これは今回始めて行う技法、フィンランド式タガネ切り。まずは満足するまで練習です。

コッパーパイプを使って色々なパターンを試しに切ってみました。

和式よりは簡単なのですが、やはりある程度綺麗に切るのは難しいです。本番は一発勝負、じっくりと練習してからかかりたいと思います。

Friday, November 2, 2012

裏山ブッシュクラフト-#13プーッコ (#13Puukko) Part 1



今回は、ブッシュクラフト道具中で最も使われるナイフ関してです。さまざまなナイフがブッシュクラフトでは使われますが、フィンランドの伝統的なナイフ「プーッコ」を例に取り上げてみました。プーッコが出来る過程を見ることにより、ナイフという道具への理解が深まればと思います。

プーッコ作りの全工程を10分前後で紹介するのは難しいので、3回に分けてのアップとなります。
Part1 鍛造から熱処理まで。
Part2 白樺樹皮の柄を作る。
Part3 シースつくりと仕上げ。
になり、内容はそれぞれハウツーというよりも工程の紹介となります。


This time is about the most important bushcrafting tool "Knife". There are all kinds of knives used for bushcrafting but I have picked Finnish Puukko as an example to show how it's made. Hopefully this will give you some more understanding of its contractions and better understandings of knives.

It is very difficult to show all the process in about 10 min video, so I have divided in 3 parts.
Part1 Forging and heat treating.
Part2 Making birch bark handle
Part3 Sheath making.
the contents are not "How To" but more of introduction of process. but it might give you some idea of what involves.