Monday, February 28, 2011

Wood gas stove Ver.2 and Snowshoes ver.1-ウッドガス2号&カンジキ1号


So, finally on-going projects are coming to shape.
The first one is the Wood gas stove Ver.2.

やっと作りかけやり掛けプロジェクトが進行。
まずはウッドガスストーブ2号。

 
here is when packed. The wind shield is not yet made.
収納時の状態。風除けはまだ出来てないです。



Unpacking. The top part is stored between outer and inner layer.
展開中>五徳部分は下から内壁と外壁の間に入ります


Put together. Lets see, how this works. Planning on test burn tonight.
組み立て完了。今夜燃焼テスト予定。どうなることやら。


Then the Snowshoes ver.1. I have had problem, bending wood I had and finally run out of all good length material. So this project was on hold for very long time.  But then realized I have this nylon tube lying in garage.
自作カンジキ1号。本当は木で作る予定だったのだが、手持ちの材料が上手く曲がらず、断念。プロジェクト一時中断中だったのだが、ナイロンの水道管があったのでこれを使うことに。

Just quickly put together to see if holds… seems to be OK, so will be putting the strings to fill up and tie up the spaces.
とりあえず形にしてみた。今夜あたり紐張り始めます

Friday, February 25, 2011

Markku Vilppolaが在庫処理セール中

フィンランドのマスターブレードスミスMarkku Vilppola (マルック・ヴィルッポラ)が、ただいま手持ちの物をすべてセール価格で売り出してます。

フィンランドに7人いるマスターブレードスミの一人で、名前を知っている人も多いかと思います。
なにやら、工房の賃貸契約が、予期せず無効になってしまっために、急遽在庫を処分する必要が出たのだとか・・・

とにかくこれはヴィルッポラのプーッコを狙っている人には朗報。格安の値段で買えるチャンスです。(ざっと見た所通常価格より200~300ユーロ、物によっては1000ユーロも値下げになってます。)

彼のページhttp://vilppola.blogspot.com/より、欲しい物を見つけたら、メール(knivesc@saunalahti.fi )で直打診してください。

ページはフィンランド語なのでGoogle翻訳で大抵必要なことは分かるでしょう。
メールはフィンランド語か英語で。英語の場合は分かりやすい英語で必要なことのみを手短に!彼は英語苦手です。

Thursday, February 24, 2011

知らぬが仏、無知は罪・・・

昨日の記事で、『SATER BANCO。知らないメーカー・・・迷う。』と言うことでスルーした斧、ヤッパリ気になったので、英国のフォーラムで聞いてみた所。

『それはあんたSÄTER BANCOだよ!スウェーデンのSäters Yxfabrik ABという1906年から1965年まで操業してた会社だ!』

と言うじゃーないですか!

思いっきり本命・大物・掘り出し物をスルーしてしまった!

でね、このまま見過ごすのも悔しいので、3ユーロ握り絞めて買いに行きましたよ。


プロファイルはこんな感じ


背がちょっと潰れすぎてるけど、ひつ穴はまだ大丈夫そう。焼き刃もまだ3~4cmほど残ってるし。綺麗にして、研ぎなおして、新しい柄を入れたら現役復活です。

Wednesday, February 23, 2011

斧・Axe・フラットピーンハンマー

昨日の帰宅途中、ふと思いついてリサイクルショップに立ち寄ってみた。
ナイフの鋼材探しはいつもここ、使い古しの古いヤスリや工具類を多くおいてあるショップ。

で、いつものテーブルへ直行!(ここはテープルを販売者に貸してガラクタを売るショップ)

テーブルの上、下などに山積みにごちゃごちゃしているガラクタの山をあさっていると・・・
片隅に古い斧やハンマーがゴソッと入った箱が在った。

ずっと探していた槌『フラットピーンハンマー』が出てきた。これは西洋鍛冶の定番の槌で、非常に使いやすいのだが、新品は高いし、なかなか売ってない!

中古だと、たまに出てきて10ユーロ前後。ついでに一緒に入っていた斧を見てみると・・・

!!!安物じゃない!!!4本ともまともな斧。しかも1本は鍛冶打ちで鋼を足した後がる。
めーかーが確認できたのは2本
1本はホルツブルグ・ペンキ塗り仕上げの後があるからあまり古くは無いので買わない。
2本目はSATER BANCO。知らないメーカー・・・迷う。
3本目鍛冶打ちの後あり。メーカー不明>即買い
4本目スウェーデン製とだけ在る>迷ったが、形が良かったので買っておく。

と言うわけで鍛冶槌、斧2本(頭だけ使える)ゲット!合計12ユーロ!

後でじっくりと柄付け作業と研ぎ作業します!!

Tuesday, February 22, 2011

斧による事故<<間違った使い方にもホドがある。

YouTubeで斧関連の動画を見ていたら、こんなのが出てきた。

http://www.youtube.com/watch?v=QP68C_q3Shc

もう絵に書いた様な事故なので、はじめから何が起こるか予想できるんだけどね・・・

背筋がぞっとしたよ。

頼むから面白半分でど素人に、説明も無しに斧握らせるのはやめてくれ。
本当にこんな事故は簡単に起こるんだから。

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と思っていたらもっと痛いのが関連動画に・・・・
まずもうはじめの方で、木の切り方自体が間違いの危険大!(っていうか、良くあんな切り方が出来たもんだ。。。)

きっと変な倒れ方して誰か痛い目見るんだろうと思ったらそれだけじゃない。
最後の方でとんでもないことが・・・・

ちょっとグロ注なので覚悟して見て>
http://www.youtube.com/watch?v=T_5-VwBQ8IM&feature=related

もう間違った斧の使い方のオンパレード。

まず大丈夫だとは思うけど、

『このブログを見てくださっている皆さんは絶対にまねをしないでください!』

お願いします!
So the backpack rocket stove has failed as not useable for back packing. But I still need better working back packable wood burning stove.So, I have started to build new improved wood gas stove.

The problem with the previous one was that the run time with one load was short and the air flow was not good ether. Also seems to need more gas-air mixing holes.

So this time, I am planning on including following changes:
> Little deeper combustion chamber
> More holes on inner bottom air intake
> More gas-air mixing holes
> Taller rise
> Heat / wind screen
> Back up fuel system

And as previous one, I am using empty cans as material.
At this moment, I only have cleaned the cans and made some holes. So, will post the progress as it goes.

Monday, February 21, 2011

バックパック・ロケットストーブ(Back pack rocket stove) ---> 没!Fail!



昨夜、バックパック・ロケットストーブの水沸騰テストを行ってみた。
気温-13度で1㍑の冷水を沸騰させるテストで、結果は25分。気温から考えるとマズマズなのだろうが、問題も見えた。
まずは、数分離れてるうちに薪がほぼ燃え尽きてしまったこと。これでは早すぎる。焚き口が小さいためにあまり詰められない。また、親指程度の太さの物を入れると、燃焼室内の部分が燃え尽きる前に、外に突き出ている部分に火が燃え移ってきてしまう。

Last night, I have run the boil test with 1L of water under –13 Celsius air temperature.
The result of the time to boiling point was over 25 min. duaring the test, I have left the stove unattended for few min, and all the wood stuffed was burned to coal.
This means that it burns well, but it consumes woods fast. Since the refill opening on side is quite small, unable to stack enough of wood in. have tried to put little ticker wood stick, but then before the tip of wood burns out, it start to burn the part which is out of stove. This is bad; coz cannot push in the wood and looses lots of heat and fuel.

2つ目の問題は『使いづらさ』。その構造上、不備が出る可能性が高すぎる。これではアウトドアで安心して使えない
2nd issue is that because of its construction, there are too many parts that would go wrong. This is not good for outdoor use.

問題ではないが、気になったことがある。煤の量が半端ではない。テスト後カップの底を見たら、分厚い煤の層が・・・ウッドガスストーブや、焚き火でもここまで酷い煤が付いたことは無い。
Other thing bothered me was mount of grime left on cup. After the test, there was very thick layer of brim stack on bottom of the cup. I never had that thick grim on cup with wood gas stove or even on open fire. I do not mind getting grim but that was just too much.

完全な失敗作ではない物の、その効果と問題点を照らし合わせた時、これを持ち歩く利点はあまり無い。第一、煙突効果でよく燃えているだけで、ロケットではない。
Well, it is not complete fail, coz it does barn well and boil water. But the issues are too great to ignore compared to the benefit of having this stove. Also, this is not really a ”Rocket Stove”. It burns good, just because of chimney effect.

多分使えるロケットストーブをこの大きさで作るのは、その原理上無理だろう。ロケットストーブには十分な断熱層が必要なのだが、それをこの大きさで実現すると、燃焼室が無くなってしまう。これでは本末転倒だ。
I think, it is impossible to make usable rocket stove with this size. The Rocket Stove requires appropriate mass of insulation. To make that happen on this size, leave no space for combustion chamber.


                       

Friday, February 18, 2011

最近溜まってるんです。

最近たまってるんですよぅ・・・

ナイフのモックアップが・・・


最近全然鍛冶作業ができないのだが、アイディアはどんどん出てくるのでとりあえずモックアップだけは作っているのですが、気が付いたらだいぶ溜まってマスタ。


These are the knife mock-ups that are starting to pile up.
I usually make mock up with soft wood to see how the end product will feel.
It helps a lot on planning how to build

ナイフのデザインは大抵ノートに描いて見るのですが、脳内から直にモックアップにすることもある。
使うのは木材。パイン材等柔らかい材の木っ端は大抵取って置き、モックアップの材料に。
ちょっと暇な時にテレビなんか見ながら ナイフで削り出す。もちろん大きさ、パーツなんかは実際に作る時の物と同じ大きさに。

ちょっと面倒でも、これを作るとハンドルの感じや、バランス、使い勝手などが非常につかみやすい。カシメや、隠しピンを入れるときも、その位置や長さを把握しやすい。などの利点が多々あります。

ちなみに写真上から
和式ブッシュクラフトナイフプロジェクトの剣鉈
和式ブッシュクラフトナイフプロジェクトの和式ブッシュクラフトナイフ
和式ブッシュクラフトナイフプロジェクトの剣鉈に具えるブッシュクラフト小刀・案1
和式ブッシュクラフトナイフプロジェクトの剣鉈に具えるブッシュクラフト小刀・案2
和式ブッシュクラフトナイフプロジェクトの剣鉈に具えるブッシュクラフト小刀・案3(袋柄)
プロンヴァルシ・プーッコの組み立て案
トゥルクの考古学博物館で見たプーッコのコピー
プロンヴァルシ・リスペクト‐インスパイヤード百さんのプーッコ
ハメーンリンナ城の博物館で見た発掘されたプーッコのコピー>>これを失敗したのが実はマキリ・プーッコ・・・
小型の槍鉋
この他にフォルダーのモックアップも2本あるのだが入れ忘れ。あとモックアップは作った物の、没になった10っ本ほどは焚き付けになりました。

今一番作りたいのは『プロンヴァルシ・リスペクト‐インスパイヤード百さんのプーッコ』!
これはですね、百さんのブログ記事『シラスウナ…ギ?』を読んでる時に突然思いついたアイディア。
フルタングのシングルベベルエッジのナイフがあるのか?…無いのよ。の部分で

!!プロンヴァルシのブレードでフルタングプーッコ良いな・・・!!

という妄想がポップアップしちゃったのね。

で、早速モックアップ作ってみたら『かなりいけそう』。
問題はリカッソ部分、ぜひともフィンランド式プーッコブレードにしたいので、どうやってリカッソ無しでフルタングにするか?

次火床に火を入れるときは多分これ作ります。

あぁぁぁ。。。また和式ブッシュ計画が先延ばしになりそう・・・

Wednesday, February 16, 2011

3の法則

ホームページ用の記事をまとめていて気づいた事がある。
3・3・3の法則と言われるサバイバルの法則なのだが、これは重要な部分が抜けている。

3・3・3の法則とはサバイバル状況下での優先順位を決める時に使う。
3分・3日・3週間の略で人がどのくらいの期間その状況下で生きられるかを示している。
つまり
>呼吸できない状態で3分
>給水無しで3日
>食事なしで3週間
ということだ。これをどう使うか?となると、状況に応じてこの三つに照らし合わせてするべきことを判断する。

呼吸>Wikiでは『呼吸に必要な空気(酸素)は絶たれればサバイバル以前の問題であるため省くが、身体の健康を維持する上で以下に留意しなければ速やかに死に至る危険がある。』とだけ書かれているが、サバイバル状況では空気の確保できない状態は簡単に起こる。
おぼれる、事故に巻き込まれ・怪我をして呼吸が出来ない、毒性ガスの存在する場所(火口付近など)、喚起不十分な場所(簡易シェルターを含む)にとどまる・・・等々。
やはり、まず呼吸は意識して確認するべきであると思う。

 給水>まったくの給水なしで大体3日は生きられる。が、これは理想的な状態での数字。健康状態や、気候、運動量などに大きく左右される。早めに確保するのが望ましい。
喉が渇いて来たら役5%ほどの脱水症状。
唇が乾き、舌が粘ついてきてl細かいことに意識が回らなくなってきたら10%ほどの脱水。
15%の脱水で死に至るらしい。5%~10%の症状、思い返さば誰でも経験が在るのでははいだろうか?それを思うと、15%の脱水など簡単に行ってしまいそうだ。

食事>3週間は食べなくても生きられるらしい・・・(試したくは無いが)が、多分その前にまともな思考、行動が出来なくなりさらに危険な状態になってしまうだろう。やはりこれも早めに、サバイバル2日目か遅くても3日目には何らかを確保したい。自分は食べずに二日以上活動できる自身は無い。

で、始めに書いた『抜けている部分』だが、それはシェルター。英語圏では3時間シェルター無しを含めて、3の法則(rule of 3)と呼ぶ場合が多い。
シェルターが重要な理由は、遭難した時の鉄則として、『その場から移動しない』が在るためである。また、一晩越す、風雨から身を守るなど重要な役割を果たす。外敵から身を守るにも有効である。
では、なぜ3時間か?それは着の身着のままで、悪天候下でとどまった時、せいぜい3時間が我慢の限界。その後は何らかの健康上の問題が生じる。低体温症、熱射病、凍傷などなど。
テントやタープなどで屋根を作り潜り込むと、それだけで精神的にホッとするのもシェルターの効果。これに焚き火を加えればさらに効果は大きい。

デイブさんと言うイギリスのサバイバルインストラクターの公演をYouTubeで見ていたら、最後に面白いことを言っていた。
『山が何を面白がって見るか知っているかい?
・・・人間だよ。・・・
山は何千年も前からそこに居座っていて、動物なんか見飽きている。でもたまに来る人間は珍しいんだ。
だからそんなエンターテイメントの対象を『殺そう』なんていうような悪さはするはずが無いじゃないか!』
こんなポジティブな考え方が出来ることがサバイバルには一番大切なのだろう。

Friday, February 11, 2011

3作目・・・

はい、3作目に取り掛かってます。

今度は普通にスプーン。材料は先週末に切り倒したオークの枝。
大きさ、形のよさそうな場所を切り取って、適当な長さにした後、ナイフで形状を荒削り。

形は気の向くままに・・・
しかしいつも思うのだけど、削り初めって何でこんなに硬く感じるんだろうか?ある程度削れてくるとすごくサクサク行くんだけどね。

オークは初めて使う材。もっと硬いのかと思っていたけど、結構削りやすい。

スプーンの形に大体なったら、今度はくぼみを掘る。

自作のクルック・ナイフ、パラコード巻きではやはり力を入れ難いので、白樺の瘤材でハンドルをつけてみた。


これでサクサク削って、出来てきたスプーンがこれ↓
生木を使っているので、まだシットリ濡れてる。やっぱり生の方が削りやすいし、造形も楽だ。

これは今夜あたり濃い塩水で煮た後、3週間ほどかけて乾燥→ヤスリがけして完成。

次は何作ろうかな。

Wednesday, February 9, 2011

Hooked on Hook Knife.

Lately, I have been making some carved utensils.
It all started from putting the new mini bag. Because I renewed it, wanted to renew my brew kit, so did make new stove. Then thought, LightMyfire spork is bit tasteless, so made coffee measuring spoon from juniper.

And for making that, I bought Frost Mora 162, but was too big for that project, so made small one myself.


However, I was so pleased with what I can make with hook (crook) knife, so I have decided to try making a “Kuksa” the traditional finish wooden cup.

For kuksa, it usually need birch burl (or any burl will do) but I did not have any burl. So decided to give a shot with flat grain Alder.

Rough-cut with an axe, then start carving with hook knife.

at this point, I have left this till next day…

Oh,Oh… tiny crack on bottom.
The wood was dead dry, yet this crack. It is not damaging till inner wall, so still ok.

I have boil it with very salty water, hoping it will stop the cracking…

Now I need to keep this kuksa in a plastic bag when ever I am not working on it.

once all carving is done, I will boil it in salt + water solution again, then dry it for 3 weeks or more.


I have bad feeling that this is not going to work, but hey… It is lots of fun anyway!

Friday, February 4, 2011

クルックナイフにはまっちゃったよ・・・

昨日夕飯の後、計量スプーンを新鮮しぼりたてクルミオイルで仕上げて、マジマジと見入ってしまった。

イイ!!とても良い!

これに気をよくして、もうちょっと大きい物作ってみようかな~~~ と木っ端材の入った箱をあさっていると。。。

ハンノキ(Alder)のちょうど良い大きさの物が出てきた。→これでククサ作ろう!

で、早速斧で荒削り。
1面を平らに削り出したら、後は持ち手の付く方を少し細くする。これで全体の形がつかみやすくなった。

後はテキトーに口の大きさを罫書き。削りはじめ!
この削り始めが一番きつい。特にこの材、くりぬく所に節が通っているのでさらに大変。
削り始めのコツは、木目に対して直角に切る!節のない所ならサクサク切れてとても気持ちが良い。


ガンガン削って約2時間・・・ この節硬すぎ、クルックナイフは硬い節のところが苦手なようだ。
 

 内側の形が大体決まってきたので、ちょっと外側を削る。ここで外側の形を決めた後、内側から肉厚を決め、整える予定。

実はこれ、自分で切り出してきて乾燥させてあった材なので心がある。ハンノキは乾燥後は安定が良く、割れにくいので大丈夫だとは思うが、ちょっと心配。

しかしこの木彫りの小物というか生活雑貨作り、いきなりはまってしまった。当分は色々削り出し作業が続きそう。

ところで、こういう工作って何て呼ぶんだろう???
英語だとカービングというから『彫刻生活雑貨作り』が適当なのかな?誰か知ってたら教えてください。

Thursday, February 3, 2011

フック・ナイフ/クルック・ナイフ→計量スプーン

ストーブやバックを新しくしたら、コーヒー豆の計量用に使っていたスポークがなんかとても味気なくなってしまった。そこで、 コーヒー豆の計量スプーンを木で作ることに。

スプーン作りと言えばフックナイフ、そこで早速 Frost Mora 162 を買ってきた。
ちなみに、このタイプのナイフは色々な呼ばれ方をする。
フックナイフ(Hook Knife)
クルック・ナイフ(Crook Knife)
スプーン・ナイフ(Spoon knife)

そしてややこしいがこれ、クルック・ナイフ(Crooked Knife)
ベント・ナイフ(Bent knife)とも呼ばれる物で、画像を見ても違いが解り悪いと思うが、まったくの別物。用途と作りが違うのでマゼコゼにならないように。

モラのフックナイフの話に戻るが、パッケージから取り出してびっくり!切れない・・・まったく切れない。木を削るどころか紙すら切れない。

どうも出荷後の錆を防ぐため、表面にナイロン系樹脂膜をつけてあるようだ。このため、刃は付いているのだが、コーティングが付いて切れなくなっている。仕方が無いので箱だしでいきなり#6000の砥石と革砥の登場、何とか切れるようにする。

やっと使える状態になったので、早速スプーン作業・・・ナイフデカスギ・・・ コーヒー豆の計量スプーンといえば親指大で深さが必要。このフックナイフではデカスギル。

どうした物かと思案の末、行き着いたのが…>小さいの作ってしまえ!って事で、最近出番のまったく無くなった『しらがき・小刀』の登場。↓

これをベルトグラインダーで整形しなおし→刃付け→大火レンガ4個で簡易炉+ハンドバーナーで過熱→曲げ→焼入れ→焼き戻し→研ぎなおし(作業時間30分)
で完成したのがこちら↓↓↓↓↓自作フックナイフ小!

 刃渡り>6cm位(曲げる前)、元幅>1cm位、柄>パラコード巻き


 Frost Mora 162は完全に?マークの形状で刃はストレート、そして諸刃で小刃付き。これは非常に使い辛く感じたので、片刃フラットスカンジ・シングルベベルで作ってみた。刃の形状も?マーク半分くらい。
このフックナイフ小を使って削りだしたのがこれ
↓↓↓↓↓


後はペーパーかけて、オイル塗りこんで仕上げ。
材はネズの木。これ2杯でコーヒー1杯分の豆がすくえる。

自作フックナイフは結構使い勝手が良く、多分これでスプーン類すべて問題なく削れるだろう。ククサ(フィンランドの伝統木製カップ)やボールはモラの方でカバーできるから、この2本+YPプーッコのコンビでブッシュクラフト・カービングはカバーできそうだ。