3・3・3の法則と言われるサバイバルの法則なのだが、これは重要な部分が抜けている。
3・3・3の法則とはサバイバル状況下での優先順位を決める時に使う。
3分・3日・3週間の略で人がどのくらいの期間その状況下で生きられるかを示している。
つまり
>呼吸できない状態で3分
>給水無しで3日
>食事なしで3週間
ということだ。これをどう使うか?となると、状況に応じてこの三つに照らし合わせてするべきことを判断する。
呼吸>Wikiでは『呼吸に必要な空気(酸素)は絶たれればサバイバル以前の問題であるため省くが、身体の健康を維持する上で以下に留意しなければ速やかに死に至る危険がある。』とだけ書かれているが、サバイバル状況では空気の確保できない状態は簡単に起こる。
おぼれる、事故に巻き込まれ・怪我をして呼吸が出来ない、毒性ガスの存在する場所(火口付近など)、喚起不十分な場所(簡易シェルターを含む)にとどまる・・・等々。
やはり、まず呼吸は意識して確認するべきであると思う。
給水>まったくの給水なしで大体3日は生きられる。が、これは理想的な状態での数字。健康状態や、気候、運動量などに大きく左右される。早めに確保するのが望ましい。
喉が渇いて来たら役5%ほどの脱水症状。
唇が乾き、舌が粘ついてきてl細かいことに意識が回らなくなってきたら10%ほどの脱水。
15%の脱水で死に至るらしい。5%~10%の症状、思い返さば誰でも経験が在るのでははいだろうか?それを思うと、15%の脱水など簡単に行ってしまいそうだ。
食事>3週間は食べなくても生きられるらしい・・・(試したくは無いが)が、多分その前にまともな思考、行動が出来なくなりさらに危険な状態になってしまうだろう。やはりこれも早めに、サバイバル2日目か遅くても3日目には何らかを確保したい。自分は食べずに二日以上活動できる自身は無い。
で、始めに書いた『抜けている部分』だが、それはシェルター。英語圏では3時間シェルター無しを含めて、3の法則(rule of 3)と呼ぶ場合が多い。
シェルターが重要な理由は、遭難した時の鉄則として、『その場から移動しない』が在るためである。また、一晩越す、風雨から身を守るなど重要な役割を果たす。外敵から身を守るにも有効である。
では、なぜ3時間か?それは着の身着のままで、悪天候下でとどまった時、せいぜい3時間が我慢の限界。その後は何らかの健康上の問題が生じる。低体温症、熱射病、凍傷などなど。
テントやタープなどで屋根を作り潜り込むと、それだけで精神的にホッとするのもシェルターの効果。これに焚き火を加えればさらに効果は大きい。
デイブさんと言うイギリスのサバイバルインストラクターの公演をYouTubeで見ていたら、最後に面白いことを言っていた。
『山が何を面白がって見るか知っているかい?こんなポジティブな考え方が出来ることがサバイバルには一番大切なのだろう。
・・・人間だよ。・・・
山は何千年も前からそこに居座っていて、動物なんか見飽きている。でもたまに来る人間は珍しいんだ。
だからそんなエンターテイメントの対象を『殺そう』なんていうような悪さはするはずが無いじゃないか!』
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